こんにちは♪
結婚生活3年目、子なしの夫婦生活をしている看護師あやぱんです。
看護探究隊にご訪問いただき誠にありがとうございます。
今回は、夫婦の妊娠力検査パート2です。
妊娠力検査のLH-RHテストと、子宮鏡・子宮卵管造影検査について、私が実際に行った感想を含めて詳しくお話していきます。
②子作りが上手くいっていない人
③子作りしたいけど、夫婦で意見が対立している人
そそそも…
なぜ、私たち夫婦が、妊娠力検査をしようと思ったかというと、
子供を授かることに対して夫婦で意見が対立しているからです。
妻である私は、子供が欲しい派。
夫は子供を授かることを希望していない派。
※妊娠力検査をする決断に至るまでの話し合いについての記事はこちら
子なし夫婦 子どもが欲しい妻と欲しくない夫【議論から具体的な行動へ】
前回の記事に続いて、同じような悩みを持つカップルに、少しでお役に立てたら幸いです。
夫婦の妊娠力検査の初診についてはこちらの記事で紹介しています。
子なし夫婦 妊娠力検査へ行ってみた①初診について【子供が欲しい妻と子供が欲しくない夫】
LH-RHテストについて
検査内容
LH-RHテストは簡単に言うと、女性ホルモンの分泌量をみて生理不順の原因がどこにあるのかを調べる検査です。
女性ホルモンの中でも特に、黄体形成ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)の反応をみます。
黄体形成ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)は、卵巣に作用する女性ホルモンです。
簡単に言うと、卵胞を育てて、卵子へ成熟させ、排卵を起こすのに必要なホルモンです。
検査結果の数値からわかることは以下になります。↓↓
- LHとFSHの反応が低い場合→視床下部、下垂体の働きに問題がある可能性あり。
- FSHの反応が高い場合→卵巣機能が低下している可能性あり。
※専門用語が多すぎて何言ってるかわからない…という方は、ソフィが配信している生理の基本についての動画チェックしてみてください。
検査方法
私が通院したクリニックでは、月経2-4日目の期間にLH-RHテストを行います。
そのため、生理が開始したら、まずはこの検査の予約を取らなければなりません。
当日の流れは下記の通りです。↓↓
- 採血を採取。
- 女性ホルモンの反応を見るための薬剤を注射で投与。
- 30分待合室で待機。
- 再び採血採取。
検査自体は針のチクッとした痛みを我慢すれば、そこまで苦ではありません。
色々調べてみると、病院によっては、15分後採血または60分後採血をするところもあるようです。
気になる方は、事前に自分の受診される病院やクリニックで確認してみてください。
検査費用
LH-RHテストは、検査回数や目的などで、実費または保険適応なのかが異なるそうです。
そして、病院やクリニックで金額は多少異なりますが…
私の場合は、領収書を見ると、保険適応の3割負担で、6000円くらいでした。
妊娠力検査では、検査によって保険適応と適応外のものがあります。保険適応外の検査はすべて実費になるので、あらかじめ確認しておくと安心かと思います。
子宮鏡・子宮卵管造影検査について
検査内容
まず、子宮鏡検査についてお話します。
子宮鏡検査は子宮の中をカメラで覗き、子宮や卵管の入り口に異常がないか確認する検査です。
所要時間は5‐10分程度なので、侵襲度も低めです。
痛みもほとんどなかったですね。
注意点は、子宮にカメラを入れるので、子宮鏡検査を行う場合は事前に避妊するように指導を受けます。
次に子宮卵管造影検査についてお話します。
子宮卵管造影検査は、簡単に言うと、卵管に造影剤を流して卵管が詰まっていないかどうか確認する検査です。
妊娠力検査の中でも一番侵襲度の高い検査になります。
その理由の一つに、造影剤を使用することがあげられます。
造影剤にはヨードが含まれているため、ヨードアレルギーのある方は、事前に医師や看護師に伝えましょう。
最近言われている、造影剤使用によるアレルギー症状の発症頻度は以下になります。
- 頭痛や吐き気、くしゃみなどの軽いアレルギー症状は100人に一人程度。
- 呼吸困難、意識障害、血圧低下などの重いアレルギー症状は約1万人に一人。(6千~9千人に一人という報告もある。)
- 非常にまれですが、病状や体質によって死亡する確率は10~20万人に一人。
私は看護師として働いてから、目の前で造影剤のアレルギー症状を発症した患者さんは見たことがありません。
タイミングや患者さんの病状にもよるため、造影剤によるアレルギー発症頻度は目安として考えてください。
このように、侵襲度が少し高いことから、看護師から検査+造影剤に関して事前に説明があります。
そして、同意書にサインをして初めて、卵管造影検査をすることが出来ます。
検査方法
まず、子宮鏡検査の方法についてお話します。
私が受診したクリニックでは、月経7-10日目の期間で実施します。
検査当日は、スカートまたはワンピースを着用して受診するように言われました。
- スカート下の衣類はすべて脱いで、検査台に座る。
- 検査台により大きく足を広げられる。
- 子宮鏡を子宮内に挿入される。
- 生理食塩水を流しながら、子宮の中にポリープなどがないか確認する。
- 卵管の入り口が狭くなっていないか、塞がっていないかなど確認する。
- 検査終了。
麻酔は使用しません。
カメラの様子を画面で見せてくれるので、先生と一緒に自分の子宮の中の状況を確認できます。
※子宮鏡検査についてわかりやすく説明しているサイトはこちら。
続いて、子宮卵管造影検査の方法についてです。
子宮卵管造影検査は子宮鏡検査と同日に行いました。(月経7-10日目の期間)
私が実際に行った検査の流れは下記になります。↓↓
- 検査当日は、予約時間の4時間前から絶飲食。
- ナプキンを持参して受診。(検査後少量の出血があるため)
- 検査30分前くらいに座薬の鎮痛剤を自分でトイレにて挿肛する。
- 処置室にて子宮口から細い管(カテーテル)を挿入し、カテーテルが抜けないようにバルーンを膨らませて固定。
- レントゲン室へ移動。
- 造影剤を注入しレントゲン撮影。
- 検査後、ガーゼを膣に挿入される。
- トイレでナプキン装着。
- 一時間後、自分でガーゼを抜く。
- 抗生剤が処方されるので、指示通り内服。(食後3回分くらい)
「子宮鏡・卵管造影検査について」のタイトル下の写真は、私の卵管造影検査の実際の写真になります。
見てわかるように、左側は造影剤が流れていないのがわかります。
検査をしながら、この写真を医師と一緒に見ることが出来たので、ちょっとショックでした。(苦笑)
造影剤を注入するときが一番痛いんですけど、医師もこの結果を見て、「もう一回やってみていい?」っと言うものですから、私は2回造影剤を注入しました。
しかし、結果は同じでしたね。
確かに、造影剤を注入したときに痛かったのは右側の下腹部だけでした。
2回造影剤を注入して、2回とも左側は全く痛くなかったです。
なので、人によって痛みの感じ方は人それぞれですが、痛みがなさすぎるのも、卵管に造影剤がちゃんと流れていない可能性があるということです。
ある程度の痛みを感じるほうが正常みたいです。
ちなみに、こちらの検査も麻酔は行いません。
最後に、検査当日の入浴に関してですが、私の受診したクリニックでは、シャワー&入浴はOKと指導されました。
※卵管造影検査についてわかりやすく説明しているサイトは こちら。
検査費用
検査費用は、子宮鏡と子宮卵管造影検査合わせて、14000円くらいでした。
ほとんどが保険適応でしたが、材料費3000円くらいが保険適応外で実費扱いでした。
私は、思ったより安かったなという印象です。
もっと保険適応外が多いのではないかと、心の準備をしていましたが、お会計でこの金額を表示されて、少し安心しました。
今回の妊娠力検査を受けてみての感想
今回の率直な感想は、卵管造影検査がちょっと痛いかった。。。ですかね。
造影剤を卵管に通すときにグーーーっと鈍痛がきました。
私の場合、妊娠力検査の中で一番体に負担がかかったのは、卵管造影検査でした。
良く言えば、それ以外はそこまで体に負担のかかる検査はないです。
生理痛がひどい人は、卵管造影検査はそこまで痛く感じないかもしれません。
検査後、これ以上痛くなるのが怖くて、私はすぐに!鎮痛剤を飲みました。(笑)
飲み薬の鎮痛剤は、効果が出るまでに時間がかかりますからね。
我慢できない痛みが来てからでは遅いのです。
あとは、久しぶりに婦人科用の検査台に座ったので、M字開脚が恥ずかしく感じました。
今回の子宮鏡の検査は検査台に乗って行います。
妊娠力検査に限らず、婦人科のクリニックに受診するときは、その検査台に乗る可能性が高いので、あらかじめ知っておくと、羞恥心が軽減するかもです。
LH-RHテストは採血なので、血を見るのが苦手な方、先端恐怖症の方は目をつぶって行うことをオススメします。
私は仕事柄、採血を行っている一連の流れをしっかり見させていただきました。(笑)
いかがでしたでしょうか?
次回は、私たち夫婦の妊娠力検査の結果について記事にしていきます。
ぜひ、そちらもチェックしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
終わり♪
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