こんにちは♪
看護探究隊のあやぱんです。
この記事を読みに来てくださりありがとうございます♡
産後ケアのカテゴリーでは、日本で看護師をしていたあやぱんが、シンガポールで産後のお母さんと新生児のケアを行なった経験を元に、「産後の親子の健康」に関する役立つ情報を探究してまとめています。
今回は前回に引き続き、赤ちゃんが泣き止む 4つの方法(後編)です。
今回は授乳や泣き止む8つの方法(前編)で対処をしても、泣き止まない時に使える方法を紹介します。
♡赤ちゃんが泣いても焦らず自分で対応できるようになる。
♡育児者の心にゆとりができる。
縦抱きで背中を優しくトントン。
授乳や赤ちゃんが泣き止む8つの方法(前編)を実践しても泣き止まない時、私は赤ちゃんを縦抱きにして背中をトントンすることが多いです。
ただ縦抱きにするのではなく、赤ちゃんの耳が自分の心臓の位置に来るように縦抱きします。
赤ちゃんは心音を聞くと安心して、泣き止みます。
なぜならば、心音(特にお母さんの心音)は赤ちゃんがお腹にいた時に聞いていた音に似ているからです。
さらに、可能ならば安静時の安定した心音が良いです。
心拍数が早い状態は、アドレナリンが出ており体が興奮しています。
赤ちゃんを抱っこする人が興奮状態では、赤ちゃんも興奮して泣き止みません。
どうしても赤ちゃんが泣き止まない時は、お父さんお母さんも一旦休憩しましょう。
そして、ソファなどにゆったり寄りかかり疲れない姿勢をとります。
その状態で赤ちゃんを自分の胸の位置で密着するように縦抱きするのです。
ソファに寄りかかれば、重力により赤ちゃんを軽く支えるだけで赤ちゃんは落ちないです。
ここでのポイントは、お父さんお母さんがゆったりとした姿勢で、赤ちゃんを抱っこすることです。
お父さんやお母さんの疲労やストレス、緊張は赤ちゃんに伝わります。
どんな対処をしても、赤ちゃんがなぜ泣いているのかわからない時は、自分の心と体の健康状態もチェックしてみて下さい。
そして、赤ちゃんと一緒になって身体を休めると良いです。
男女共に赤ちゃんと触れ合うことで、「穏やかな心理状態にしてくれるホルモン(オキシトシン)」が分泌されます。
空気の入れ替え、または部屋を変える。
赤ちゃんにとって環境はとても大切です。
- 室温
- 湿度
- 光
- 音
- 安全
を整える必要があります。
授乳や「赤ちゃんが泣き止む方法8つの方法(前編)」を実践しても泣き止まない場合は、赤ちゃんにとって環境が好ましくないのかもしれません。
窓を開けて風を通したり、いつも過ごす部屋よりも涼しい部屋、薄暗い部屋など環境を変えてみると赤ちゃんが泣き止むことがあります。
いろいろな環境を試してみることによって、お父さんお母さんが赤ちゃんの快適な環境を理解し作ることができます。
一般的に赤ちゃんに良いと言われる環境はこちら↓です。
- 室温:20〜22℃
涼しすぎないかな?と感じる方もいらっしゃると思いますが、赤ちゃんは基礎体温が高いので、大人が快適と感じる温度は赤ちゃんにとっては暑いです。一緒に暮らす大人の快適さも考慮すると、私は25℃前後をオススメします。あとは衣類で調節しましょう。 - 湿度:40〜60%
40%以下は乾燥、70%以上は不快感やカビなどの生着が始まります。 - 光:朝は日光浴をした方が良いですが、長時間の直射日光やテレビ、スマホのブルーライトは避けましょう。
- 音:赤ちゃんはホワイトノイズ(水の流れる音、波の音、テレビのザーザー音など)を好みます。
- 安全:ベッド柵が上がっている。
ベッドの上に不必要に人形や布団が置いていない。
赤ちゃんの周りに危険物(タバコ、ライター、お酒、電気類など)や飲み込めるサイズのモノが置いていない。
です。
これを参考にそれぞれの赤ちゃんに適した環境を見つけてみて下さい。
抱っこ紐で散歩する。
抱っこ紐でお母さんやお父さんと密着することで赤ちゃんは安心します。
それに加えて、歩いた時の揺れや風が気持ち良いのか、いつの間にか泣き止んで寝てしまうことがあります。(私たちが電車の揺れで寝てしまうのと同じ現象なのでしょうか。笑)
しかし、抱っこ紐の使用は、どのタイミングで外してベッドに寝かせるのか?が問題です。
私は赤ちゃんが寝入り、少し時間が経ってからベッドに寝かせます。
寝入った直後に下ろすと、赤ちゃんによっては眠りが浅くベッドに下ろした瞬間、起きてしまします。
また、ベッドに赤ちゃんの背中がつくまで、赤ちゃんと自分の胸やお腹が密着している状態を保ちます。
抱っこ紐を外して、フワッと浮かせてベッドに移動させると、赤ちゃんが起きてしまう確率が高いです。出来るだけ赤ちゃんとの密着は最後まで続けて、赤ちゃんに安心感を与えましょう。
もし、ベッドと赤ちゃんの間に抱っこ紐が残っても、赤ちゃんが起きるよりマシです。取り外すならば、赤ちゃんが寝返りを打ったタイミングで抱っこ紐を取り除くと良いです。
「赤ちゃんを抱っこできる時期は今しかない。だから、抱っこぐせがついてもいいから、たくさん抱っこしてあげたい。」
「ずっと抱っこすることは出来ないけど、○分間は抱っこする時間を作りたい。」など、いろんな考えがあって良いです。子育てに関するたくさんの情報が本やテレビ、SNSなどで紹介されておりますが、自分の考えや気持ちに合った情報を取捨選択するべきです。
ここで、もう一つ大切にして欲しいことが、
赤ちゃんへの声かけ(スキンシップ)です。
赤ちゃんが寝るまで抱っこ紐で家事や仕事をこなすのは大変ですよね。
「寝たらベッドに下ろすけど、目が覚めたらまた抱っこして、おっぱいの時間にするからね。」
「今日はママちょっと疲れてるから、抱っこの時間はあと○分だよ。抱っこの時間が終わったらベットで寝ようね。」
など、赤ちゃんと意思疎通を図りましょう。
赤ちゃんはお父さんやお母さんの声を聞いています。
赤ちゃんも表情や態度で反応しています。
また、新生児の頃から我が子に声かけをしていると、子供が苦手な親でも長期的にみて子供とコミュニケーションを図れるようになります。
泣き止む方法を実践してもダメな時
授乳以外の泣き止む方法を全て実践しても、赤ちゃんが泣き続ける時もあります。
大事なのは、
- すぐに対処できる不快を訴えているのか
- 病的な状態を訴えているのか
- 黄昏泣きなのか
を判断する必要があります。
お母さんが赤ちゃんの様子がいつもと違うと感じたり、激しい泣き方をする場合は病的な原因があるかもしれません。
- おしっこ、うんちの回数
- 授乳の回数や授乳時間の変化
- 発熱の有無(体温38度以上)
まずはこれらを確認してみて下さい。
いつも赤ちゃんを見ているお母さんの勘は当たることが多いです。
何かおかしいと思ったら病院に電話相談または受診することをオススメします。
黄昏泣きは赤ちゃんにとって成長段階の過程です。
周りの人やモノが見えるようになったり、音の識別が出来るようになってくると、次第に黄昏泣きはなくなります。
黄昏泣きの場合はご両親が向き合える範囲で、赤ちゃんに向き合ってあげてください。
上のお子さんのお食事や寝かしつけ、ご飯の準備などお母さんはやることがいっぱいです。赤ちゃんが黄昏泣きしている時に同時にやらなければならないことがあります。
そんな時は、お母さんの判断で優先順位をつけて下さい。
5分、10分と時間を決めて赤ちゃんの対応をしてもいいですし、一つの動作が終わったら赤ちゃんの対応をするなど、自分に合った工夫で家事と育児をやりこなしていただきたいです。
赤ちゃんが泣いてて、どうしてもすぐに対応できない時は、用が済んだ後に「待っててくれてありがとう。」と言って赤ちゃんを抱っこしてあげて下さい。
言葉を返すことはできないけど、新生児の赤ちゃんでも聞くことはできます。そして、言葉以外の表情や態度でお母さんの言葉に反応しています。
いかがでしたでしょうか?
2回にわたって、私が探究した赤ちゃんが泣き止む方法を紹介させて頂きました。
赤ちゃんは泣くことによって、いろんなことを表現します。
実際泣いている理由は本人にしかわかりませんが、赤ちゃんが泣き止んで赤ちゃんの笑顔が増えたら嬉しいですよね。
皆さんのご意見やご質問お待ちしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
終わり♪
※私はいつも産後のお母さんやお父さんをサポートする人たちの一人です。
もし、産後の育児や健康で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、私がいつでもお話を聞きます。