こんにちは♪
看護探究隊のあやぱんです。
この記事を読みに来てくださりありがとうございます♡
産後ケアのカテゴリーでは、日本で看護師をしていたあやぱんが、シンガポールで産後のお母さんと新生児のケアを行なった経験を元に、「産後の親子の健康」に関する役立つ情報を探究してまとめています。
今回探究してまとめた内容は、赤ちゃんの言葉の習得についてです。
「赤ちゃんはいつから言葉を理解しているのだろう?」
「赤ちゃんはどうやって言葉を発するようになるのだろう?」
など、赤ちゃんの言葉の習得に疑問を持ったことはありませんか?
今回はそんな疑問を解き明かします。
赤ちゃんの言葉の習得に悩んでいる方は必見です。
♡親の声かけと反応の重要性がわかる。
Netflix「赤ちゃんを科学する」
今回もNetflixのドキュメンタリー番組「赤ちゃんを科学する」の内容の一部と私の産後ケアの体験談を含めて、まとめていきます。
私はNetflixの「赤ちゃんを科学する」というドキュメンタリー番組が興味深く、何度も観ています。
このドキュメンタリー番組は全部で6話あります。
第1話の「愛情とスキンシップ」
第2話の「食事と栄養」
第6話の「睡眠」については既に記事にさせていただきました。
「赤ちゃんの言葉の習得」については、第4話「初めての言葉」で科学者たちが謎を解き明かしています。
赤ちゃんの言葉の習得
赤ちゃんはどのようにして言葉を習得しているのか?
結論から言うと…
音(メロディー)です。
私達人間は言葉を毎日使います。
なので、赤ちゃんも言葉に囲まれて毎日を過ごしています。
しかし、赤ちゃんにとって言葉は単に音の流れなのです。
まだ、言葉が分からないからそれを解明するために、周りで流れる話し言葉のメロディーを聞いているのです。
では、そのメロディーをどのようにして「言葉」として理解していくのでしょうか?
それを解明するために、Netflixのドキュメンタリー番組の「赤ちゃんを科学する」では、赤ちゃんに自然なリズムのスピーチと不自然なスピーチを聞かせる実験をしています。
その2種類のスピーチは同じ数の間を入れて、それぞれの間は全く同じ長さにしています。そして、それぞれ違うスピーカーから流します。
その結果は…
不自然なスピーチより自然なスピーチが聞こえるスピーカーの方を圧倒的に早くかつ、長くみていたのです。
この実験結果から言えることは…
「赤ちゃんは、リズムとパターンの変化、ピッチの変化も聞いており、赤ちゃんでも言語というメロディーを使って言葉の単位を見出している。」ということです。
また、赤ちゃんは音の組み合わせを察して、言葉を理解しています。
例えば…
「かわいい/にんぎょう」と私達大人は言います。
「かわ/いいにん/ぎょう」とは言いませんよね。
これを、赤ちゃんは察しているのです。
周りの人間が話している言葉のメロディーを聴いて、音の組み合わせから言葉を理解するのです。
赤ちゃんは頻繁に重なり合う音を聞いて言葉だと察します。
次に…
会話から言葉の音(メロディー)を見つけられたら、
次のステップは「その音の意味を知る」ことです。
例えば…
- 犬
- りんご
- 青
という言葉のメロディーを赤ちゃんが聞いたとします。
その後に、犬に遭遇する経験を繰り返し、その度に、赤ちゃんの周りにいる人間が「犬がいるよ。」「あの犬可愛いね。」「犬小さいね。」などの会話することで、赤ちゃんは削除法でりんご、青、ではないから犬のことだろうと理解するのです。
犬という言葉を聞いた経験を何度も繰り返すことで、犬そのものの意味を理解します。
これを統計的学習と言います。
乳児はまだ言葉を発することはできなくても、頭の中はフル稼働です。
更に、言葉を超えて一つの言語を学ぶことは膨大なデータ処理が必要です。
しかし、赤ちゃんは生後2日目で既に言語の種類を認識できることがわかっています。
なぜならば、日本語や英語、他言語には、それぞれ特有の音(メロディー)があるからです。その音(メロディー)の違いで言語を聞き分けるのです。
だから、赤ちゃんの頃から複数の言語を学ぶ方が、学童期や大人になってから学ぶより簡単に多言語を話せるようになるのです。
Netflixのドキュメンタリー番組「赤ちゃんを科学する」では、バイリンガルの子供を育てている外国人家族の子育て方法も紹介されているので、バイリンガルの子供を育てたい方はぜひ見てみて下さい。
親の声かけと反応の重要性
おさらいになりますが、
赤ちゃんの言葉の習得は音(メロディー)から始まります。
つまり、音(メロディー)が重要です。
では、赤ちゃんを取り巻く環境から発せられる音(メロディー)とはなんでしょうか?
それは、共に暮らす人の声や会話です。
だから、ご両親や共に暮らす人の声かけが、赤ちゃんの言葉の習得に重要なのです。
赤ちゃんが言葉を習得するために、たくさんの言葉のメロディーを聞かせてあげましょう。
赤ちゃんは言葉を発することが出来なくても、赤ちゃんはその言葉を理解しようとしています。
何度も何度も繰り返し聞くことで音(メロディー)から言葉へと理解していくのです。
心音のドキドキや羊水の音を通して言語パターンも聞き分けている可能性があります。なので生まれる前からお腹にいる赤ちゃんに声をかけることは効果があるのかもしれないです。
現代の科学でも解明しきれていない部分ですが、親子の絆を深める効果もあるので、ぜひお腹にいる赤ちゃんに声をかけてみてください。
ここで、少し私の産後ケアの体験談を紹介させていただきますと…
私は産後ケアの時にお客様の赤ちゃんによく声かけをしていました。
「おむつ変えるよ。」
「今ミルク作ってるからね。」
「どうして泣いてるのかな。」など赤ちゃんに関わる時は毎回です。
あと、絵本が既に準備されているお客様の場合は、新生児でも機嫌良く起きている時は読み聞かせをしていました。(乳幼児向けの布でできた簡易的な絵本のおもちゃなどでも、読み聞かせするような感じで遊んでいました。)
今思うと、やっててよかったなと思います。
(あの頃は自分のケアにそこまで自信が持てなくて、ただ「サポート者のいないシンガポールで出産する親御さんと赤ちゃんの力になりたい。」という気持ち一心で産後ケアをしていました。)
あと、過去のお客様の中で、英語と日本語の童謡の歌を毎日交互に赤ちゃんに聴かせていた方がいらっしゃいましたが、それは言葉の習得にとても良かったなと思いました。
つまり、私の産後ケアの体験談と科学の結果を組み合わせて言えることは、
- 新生児の頃から絵本の読み聞かせ
- 音楽を聴かせる
ことは、赤ちゃんの言葉の習得に役立つということです。
最後に…赤ちゃんは言葉の習得の後に、発声をするようになります。
言葉を話すようになるにはたくさんの練習が必要です。
子供は赤ちゃんの頃から親や共に暮らす大人の反応によって世界を理解しようとします。
子供と会話する時間を作って、彼らが気づいたことに反応する。
そして、周りの大人が会話をリードさせることで、子供たちは豊かな言語能力を持てるようになるでしょう。
子供は会話に参加出来るようになると、自信がついてきてもっとお話をするようになります。
いかがでしたでしょうか?
是非、興味のある方は
Netflixの「赤ちゃんを科学する」を見てみてください♪
※注意 Netflixのドキュメンタリー番組は国や地域によって見れない場合がございます。2020年6月現在でシンガポールでは見ることができます。
日本語字幕あります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
終わり♪
※私はいつも産後のお母さんやお父さんをサポートする人たちの一人です。もし、産後の育児や健康で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、私がいつでもお話を聞きます。
誰かに私の声を聞いて欲しい…看護師の私が聞きます 産後の育児や健康のご相談を承ります。