- 看護師1年目でまさに今辛い経験をしている新人看護師さん
- 看護師1年目の教育担当者
- 看護師になろうか悩まれている人
こんにちは♪
看護探究隊のあやぱんです。
この記事を読みに来てくださりありがとうございます♡
看護のカテゴリーでは、救急医療の現場で働いていた看護師のあやぱんが「体のしくみ」から「病気」について、また「看護人生に役立つ情報」を探究してまとめた学習記録です。
今回探究してまとめた内容は、「私の人生で1番辛かった看護師1年目」についてです。
先にお伝えしますが、今回は自分の人生を振り返っただけの記事ですので、有益性の無い記事です。
1人の看護師の人生が誰かに共感してもらえたり、参考になったら幸いです。
何が辛いの?看護師1年目の壁
私は初めての社会人経験が看護師でした。
なので、私は看護師一年目が人生で1番辛かったです。
きっと看護師に限らず社会人1年は皆さん苦労した時期なのではないでしょうか?
私は助産師になることを諦めて看護師になり、専門的にやりたい科がなかったのでとりあえず救命の道に進みました。
※私が看護師になった経緯の詳細はこちらの記事をご覧下さい。
入職して1週間くらいはオリエンテーションや研修があるので、まだまだ学生気分です。
過酷な日々の始まりは、受け持ち患者を持つようになる頃からでした。
看護師一年目が辛い理由
- 先輩看護師が怖い
- 先輩の指導や確認が入るので業務一つに時間がかかる
- 電話やナースコールを率先して取らなければならない
- 重症患者を受け持つので責任が重い
- タダ残業当たり前
- 課題やレポート提出があるので休日にリフレッシュができない
- 業務中はアウェイの環境で孤独を感じることが多い
救命の患者さんは常に急変してもおかしくない状態の方が多いです。
だから、先輩も緊張感があり責任感があるからこそ厳しくなるのはわかります。
でも、電話一つ取れなかっただけで、少し離れた距離でわざと私に聞こえるようにグチグチそれに対して文句を言う。
先輩同士が雑談してるから報告・相談しても良いかなと思って先輩のところに行ったら、タイミング悪いと怒られる。
そんなふうに先輩看護師に理不尽に怒られるのが辛かったですね。
自分も後輩の教育指導をするようになって先輩の大変さや気持ちがわかるようになりましたが、理不尽に怒るのだけは今も理解できません。
また、看護師1年目はいろんな看護手技を1人でできるようになるまで、先輩の管理下で行います。
- 目的は?
- 注意点は?
- 必要物品は?
- 同意書は?
看護師一年目の時は、何をするにしても先輩看護師から質問な嵐でした。
私はそれで鍛えられたと言っても良いでしょう。
もし、先輩看護師の質問に答えられなければ休憩中に調べて、休憩後に先輩へ再度報告してました。
休憩中は調べものしたり、看護記録をするので、実質のお昼休憩時間なんて10〜15分でした。
それで、12時間勤務+タダ残業を2、3時間していたので、自分である程度自立してできるようになるまでは毎日辛かったです。
時間に追われすぎて、勤務中1回もトイレに行かないことなんて数え切れないほどありました。
あと、看護師1年目の時は患者さんの病状が複雑すぎて分からないことが恐怖でした。
救命では骨盤骨折で創外固定+外傷性くも膜下出血で脳室ドレーン+人工呼吸器+Aライン+CV+24時間透析という患者さんを受け持たなければなりません。
全てを頭の中で関連させて理解できるようになるまでは、1年以上かかりました。
今も救急車の音には敏感ですが、看護師1年目の時は救急車の音が鳴るたびに、赤アラームを聞くたびにドキドキしてました。
きっと、各病棟や職種によって大変さは異なるとは思いますが、新卒一年目は辛いことが多いですよね。
でも、私はあの時の経験があったからこそ、あの辛い時期を乗り越えたからこそ、今は何事にも粘り強く対処できる力が身についたと思います。
辛い看護師1年目の乗り越え方
私が人生で1番辛かった言える看護師1年目を乗り越えられたのには、4つの理由があります。
- 同期の存在
- 家族の存在
- 憧れる先輩の存在
- 自分が決めた目標を達成できない悔しさ
私には同期が6人います。
同じ環境で同じ立場で働いている同期だからこそ、お互いにその辛さを理解し合えます。
自分の勤務時間に同期が居るだけでとても心強かったです。
「今日は自分1人じゃないんだ。」って思えました。
逆に同期がいない勤務日はとても孤独を感じました。
先輩に厳しく指導されて落ち込んでいる時も、声をかけてくれる同期に何度も救われました。
家族は、特に何か特別なことをしてくれる訳ではないですが、実家に帰り温かい美味しいご飯を食べると元気が出ました。
本当に看護師を辞めようと思った時も、「いつでも帰ってきて良いんだよ。」と母が電話越しで言ってくれたおかげで何とか乗り越えた時期もあります。
母にそう言われ自分には帰る場所があることが分かった時、もう少し頑張ってみようと思えました。
また、私が新卒で所属した救命は怖い先輩がたくさんいましたが、その中にもバリバリ仕事ができるのに、1年目の意見をちゃんと聞いてくれたり、細やかな指導をしてくれる先輩がいました。
憧れの人が身近にいると、自分もあんな風になりたいから頑張ろうと思えました。
憧れの先輩に褒められたり認められると、泣けるほど嬉しかったことも覚えてます。
そして、自分が決めた「最低3年は救命で頑張る。」という目標を達成できないことが単純に悔しくて、3年間やり抜きました。
看護を好きになれた理由
私が今看護が好きだと言えるのは、そんな辛い看護師1年目を乗り越えられたからです。
意地悪な先輩もいたけど、自分のためにタダ残業をして熱心に指導してくれる先輩がたくさんいました。
何で?どうして?と何でも根拠を求めてくる先輩のおかげで、体や病気について理解することができました。
そして、複雑な病状を関連付けて理解できた時は嬉しかったし、先輩に「よく理解できたね。」と褒められた時はとってもとっても嬉しかったです。
また、患者さんの病状を理解し問題点を抽出できた状態で患者さんを受け持てるようになると、患者さんを受け持つ恐怖心も次第になくなっていきました。
看護技術のチェックテストを合格して自立できるようになると、業務も容量よくこなせるようになってきます。
業務に慣れてくると、心に余裕を持ちながら患者さんや家族対応ができるようになります。
そこでまた、患者さんや家族に感謝されたりすると、看護師やっててよかったなと思う機会が増えます。
私は、その体験の積み重ねで看護が好きと言える自分がいます。
私にとって、社会的欲求や承認欲求は重要のようです。
それを生きがいを感じているにかもしれません。
また、私が本当に看護の楽しさに気づけたのは、看護を離れた時です。
救命を辞めて長期的な海外旅行をした時に、いろんな価値感に触れることで自分の世界観が広がりました。
そして、自分を見つめ直した時にやっぱり自分は看護師の仕事が好きなんだと気づけたのです。
海外での経験を積み重ねる度に、「何であやぱんさんはそんな元気に働けるんですか?」と病棟の同僚に言われたり、「あなたは他の看護師さんと違うわね。」と笑顔で患者さんに言われることが増えました。
だから、私は旅をすることを辞められません。
旅中の人との出会いや経験が、私の心を豊かにしてくれます。
それを看護現場で活かすことで、同僚や患者さんにプラスの影響を与えられるようになった気がします。
看護師1年目のまとめ
・看護師1年目が辛い理由
- 先輩看護師が怖い
- 先輩の指導や確認が入るので業務一つに時間がかかる=帰る時間が遅くなる
- 電話やナースコールを率先して取らなければならない=自分の業務が後回しになる
- 重症患者を受け持つので責任が重い
- タダ残業当たり前
- 課題やレポート提出があるので休日にリフレッシュができない
- 業務中はアウェイの環境で孤独を感じることが多い
・辛い看護師1年目を乗り越えられた理由
- 同期の存在
- 家族の存在
- 憧れる先輩の存在
- 自分が決めた目標を達成できない悔しさ
・看護を好きになれた理由
- 先輩に褒められたり認められる機会が増えたから
- 患者さんや患者さん家族に感謝されるようになったから
- 看護の現場を一度離れたから
いかがでしたでしょうか?
あくまでも私の体験談なので、看護師1年目が皆全く同じ経験をしている訳ではありません。
皆それぞれが看護師一年目(または社会人一年目)に感じる良いこと悪いことがあると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
終わり♪