中途ナースのつぶやきvol.3【外科手術に使用する麻酔4種類】

こんにちは♪
ブランク2年から整形外科病棟に配属されたあやぱんです。
看護探究隊への訪問ありがとうございます♡

最近はオペ出し担当の先輩看護師にフォローしてもらい、業務を覚えているところです。

私が所属している病棟はオペ(手術)件数が多く、オペ出し担当の看護師がいます。

多いと1日5〜6件のオペ患者さんを看護師1人で見るので、毎日先輩たちは忙しそうです。

1日に5〜6人のオペ患者さんを見るとなると、勤務中に送り迎えだけで10回以上手術室へ行くことになります。

私もこれをやることになると思うと…吐きそう。笑

さて、本題ですが…

毎日オペ患者さんをみていると、手術室看護師との申し送りで「麻酔」に関する内容が必ず出てきます。

  1. 全身麻酔
  2. 局所麻酔
  3. 静脈麻酔
  4. ブロック麻酔

あー、懐かしいワードだなぁ。と思いつつ、忘れてしまっている部分が多いことに気がつきました。

今日のつぶやき
4種類の麻酔(全身麻酔・局所麻酔・静脈麻酔・ブロック)の違いってなんだっけ?

外科手術に使用する麻酔の目的


まず、麻酔の目的は3つあります。

  1. 痛みを取り除く。
  2. 眠らせる。
  3. 筋肉を弛緩させる。

簡単に言うと、全身麻酔は、①〜③が全て出来ます。

局所麻酔は、①の痛みを取り除くだけです。

静脈麻酔は、鎮痛・鎮静なので①と②が出来ます。

ブロック麻酔は、鎮痛・筋弛緩なので①と③が出来ます。

長時間・広範囲の外科手術に使用される全身麻酔


外科手術では全身麻酔がよく使用されますので、外科病棟で働くならば知っておくべき知識です。

長時間の手術や、広範囲の手術に使用されることが多いです。

整形外科では、1番手術件数が多いでだろう大腿骨の骨折で、全身麻酔をよく使用します。

静脈から投与する麻酔薬では、プロポフォール・チオペンタールなど。

肺から血液に送られるガス麻酔剤では、笑気、セボフルラン、デスフルランなど。

外科の部分的手術に使用される局所麻酔


局所麻酔は、外科や歯科などでよく使用する、針を刺して行う麻酔です。短時間の手術に向いています。

整形外科だと手指骨折や上腕骨骨折などの手術に使用されることが多いです。

局所麻酔のメリット
意識はなくならないので、脳や全身に及ぼす影響や副作用は全身麻酔に比べ少ない。
・局所麻酔のデメリット
麻酔の効果時間が短い。

全身麻酔の合併症を予防するために局所麻酔を併用し、全身麻酔薬の投与量をできるだけ減らすこともあります。

外科手術で眠ることを主として使用される静脈麻酔


静脈麻酔は主に眠ることを主目的としています。

全身麻酔と混同してしまうことがあるので注意が必要。

鎮痛剤を併用し、鎮痛+眠るという状態を作ってくれます。

静脈麻酔のメリット
短時間の手術や痛みの軽い手術に適している。
静脈麻酔のデメリット
手術中非常に痛みを伴うと、患者さんが手術中に目が覚めたり、動くために手術がしづらいなどの弊害が発生することもある。

手術時間が長時間になったりすると、麻酔薬が多量となり、呼吸困難や手術後に目が覚めにくいなどの合併症を起こすリスクあり。

外科手術で主に痛みを取り除いてくれるブロック麻酔


整形外科では、全身麻酔と併用でブロックがよく使用されます。
整形外科以外でも帝王切開、虫垂炎、下半身の手術などによく使用されます。

ブロック麻酔は、身体の中心にある脊髄という神経の束へ、直接あるいは間接的に麻酔を行い、神経の根元でブロックします。

外科病棟の看護師ならば、硬膜外麻酔・腰椎麻酔などの言葉を現場で聞いたことがあるのではないでしょうか?

それらはブロック麻酔になります。

ブロック麻酔のメリット
少量の薬で比較的広い範囲の痛みを取り除くことができる。
ブロック麻酔のデメリット
専門の麻酔医の技術が必要であり、脊髄に麻酔薬を投与するので麻酔後頭痛、低血圧、神経障害など大きなトラブルを生じかねない麻酔方法です。

術後はブロックした脊髄の位置によって神経症状の有無を観察する必要があります。

いかがでしたでしょうか?

今回は、麻酔の種類や目的について、簡単かつ基本的な部分しか押さえていないので、詳細はご自身でも調べてみてください。

私ももっともっと詳しく学ばなければなりません。コツコツ頑張ってきます。

最後まで読んでいただきありがとございました。

終わり♪

参考サイト;新宿レディースクリニック【麻酔の基礎知識】
      ナース専科【第1回麻酔総論|全身麻酔と局所麻酔】


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